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オルゴールは ときめいて バラ色。

いつか、
いつかは。

東京へ行って その生音を 楽しんでやる、と
かれこれ 5年ほど 恋焦がれていた アーティスト。

ジムノペディ さん。

女性ボーカルの音楽ばかりを 聞いていた頃に
ふとしたきっかけで 聞いた ヒメゴト花火。

その歌詞 メロディ  そしてボーカル・ナオミさんの色気と可愛さの 共存ボイス。
すべてに 一瞬にして 引き込まれた   すぐに 大好きになった。

アルバムを買って。
その物語のような世界に。 計算されつくした構築ぶりに、 目を見張った。
相手側の意図するところに ハマってしまう 悔しさと 楽しさを 味わった。

邦ロックに ハマってからは あまり聞かなくなったけれど
ふとした拍子に その歌の一節を 思い出し アルバムを聞いたりした
登録していたメールマガジンで 休止することを知り
そして 復活することなく おととい 解散しました と 報告が届いた。

どうしようもなく いたたまれなくなって
今日 仕事帰りに ひとり カラオケへ 行った。
一時間 ジムノペディだけを 歌った。  はじめと 最後に ヒメゴト花火を 歌った。

久しぶりに
バンドが 解散することに 泣きそうだ。
正確には、 解散したことに だけども。

だけど メンバーそれぞれが 別の道に いくみたいだし
小林さんとナオミさんの 新しいバンドにも 注目していきたいなと 思う。









さて。

そんな 個人的な ニュースを 書き
しょっぱなから ダウナーな 気持ちになったわけですけども。

そのついでに とんでもないことを 書いておこうと思う、
自分自身の戒めの ためにも。


えー。

あたし 1月 3日間しか 働いておりません。

驚愕。

最低。


前半は 体調を ほんとに 崩していたのだけど
風邪が長引き 引きこもり生活が続いてくると どうにもこうにも 内に こもってしまう。

思考回路が 完全に おかしくなってしまうのだ。

「みんなが働いているのに あたしは いったい何をしているのだ」
「周りの人々に 迷惑ばかりをかけて なんて愚か者なのだ」

そんなことを 思うのなら さっさと 仕事にいけばよい
今ならば そう 思う、  早く直してちゃんと仕事に行こう、 そう 思える。

だけど そのときの あたしは
「きっと みんな あたしのことを 嫌いになってしまっている」
「あいつなんかこなきゃいいのに、と思っているに違いない」

そうとしか 考えられなくなっていって
仕事に行くため 朝早く 家を出ても そのまま 映画を見に行ったり
ネットカフェで 時間をつぶしたりして 仕事が終わる時間に 帰宅していた

そうしていくうちに 休み始めて 1週間がたち 2週間がたち
どんどん 仕事へは 行きにくくなってしまった
無断欠勤も 何度か してしまって さらに 行きにくくなった。  自業自得。

会社のヒトから メールが届いても 返しにくくて 仕方なかった。

そのうち PCを 触っていても 無意識に 求人検索をしていたり
頭の中を 「退職」と 言う言葉が よぎるようになっていった

だけど。
会社には まだ 私物がたくさんあるし  社員証や 入館証も持っている。
そして。
このまま やめてしまうと これから先 街中で会社の人に 会っても顔をあわせられない。
なによりも。
社会人として ヒトとして 完全に 間違っている。

このままじゃ いけない、
ちゃんと 仕事に行かなくては。

ようやく そう 思い立ったのが 1月の31日だった。  遅い。

自分自身を 追い込むために カバンに履歴書を 忍ばせた。
もし 今日 Uターンするようなことがあれば そのまま どこかへ面接に行こうと思った。

いい加減 働けや、と いう気持ちの代わりに  履歴書。
そして 時間ギリギリに 駐車場に 車を停めて 会社に向かった。

通勤途中 少し前に 同じフロアのヒトを 見つけて
声を かけるか ものっそい 悩んだけれど 思い切って 走りよって 挨拶をした。

すると 顔を 見るなり、
「元気だった!?」と 満面の笑顔で 頭を なでられた。

そのあとも 働いているフロアで 会うヒト 会うヒトに
たくさんの笑顔と 気遣う言葉で 迎えられた

誰一人として 責めるようなことは いわなかった。
ただ ただ 優しさだけが あった。  それはもう びっくりするくらいに。

みんな あたしの 仮病を
こころから 心配してくれていた。
迷惑も たくさん かけたはずなのに。 なのに。 なのに。

休み続けた自分自身が とても 恥ずかしくなった。

こんなに いいヒトばかりがいる職場に
なんで いきたくないだなんて 思ったんだろ
こんなに いいヒトたちが 
どうして あたしを嫌うだなんて 思ったんだろ

ごめんなさいと ありがとうを 何回 言っても 足りない と 思った。

泣いてしまいそうになって 赤くなりかけた目を見て
「まだ目が赤いけど 熱 ちゃんと下がったの?」だなんて
どこまで いいひとなんだ、 このひとたちと 思ったけど
元来 可愛げのない あたしですから  「壷とか買わないように気をつけてください」とだけ。

意味が分からないというような顔で でも 笑っていた。

机の上には お土産が 山のように 置かれていて
近くの席の人たちから  のど飴や 黒糖を たくさん もらって
違う部署のヒトが 目が合った瞬間に 「久しぶり!」と 駆け寄ってきてくれて。

こんなあたしを
どうして この人たちは こんなに好いてくれるんかしら、と 本気で思う。

まあ、メガダンだけは
「心の病ですか?」だなんて シニカルな切り口だったけれども。

「・・・ああ ちょっとばかりですけど」なんて 返したら
「マジですか!悩みならいってくださいよ!」と 結局 いいヒトに なってしまった。


ここには 世の中のいいヒトが
集中して 存在しているのでは ないだろうか。




そして。
今日は 早めに起きて 当たり前のように 会社に向かった。

あたりまえ、 当然の 行動。

だけど こんなに 会社に向かう道のりが
楽しみだったのは はじめて だった。


すると 今日は でっかい ドラえもんを もらった。 なぜだ。
オルゴールは ときめいて バラ色。_f0101613_1152660.jpg

今までにも 何度か 思ったことはあるけれども
人間関係が ほんとに はなまる な 職場 で ある。



諸事情により 年内には サヨウナラだとは 思うけれども
ソレまでの間 無遅刻無欠席で いきたい。



あ、有給は 使うけれども。





なんだか。
たまらなく恥ずかしいほどに 独り言記事なので
最後に 大好きサイト 藤井組の 新作ジェネレーションをば。

【恩人になりたい】

不思議に脱力する 面白さ です。

それをいっちゃししまいくん も オススメです
お悩み相談で 「会社の後輩が何度も身内の不幸で休むんです」に
「身内一覧表をつくって張り出して 休むたびに名前を消していこう!」に 笑いました。

でも webマンガは 名作ぞろい ですよ



会社を うっかり 休んでしまったときには ぜひ。
あたしは 休みませんけども。  

by esrev-noc | 2008-02-02 01:22 | 一人会議