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何にも知らずに 微笑めばいい。

最近、
日曜日が好きです。

楽しみが ふたつ 増えたからです。

ひとつは
マルモル体操を踊る 世良さん。

そして
みなみちゃん in 堂本兄弟。


サザエさんにおけるカツオ様の処世術に加え
この二つが仲間入りしました。

恐ろしく 癒されます。
明日からまたがんばろうって 思います。

まあ、毎日がフリーダムだけどね!




さて、
解雇宣告を受けたことは さておき。

うん、さておけないけどね 人生においては。
でも ブログにおいてはね ぜんぜんさしおける。

わたしは 友人が 出産した話を したいのです。

年齢的にも ありふれた話だけれども
あたしにとっては ちょっとした大問題だった。
センセーショナブル、だったのだ。

妊娠していることを知ったのは 4月。

なんとなく、ご飯に誘ったのだけれど
そこに現れた友人は ぽっこり妊婦さんだったのだ。

「・・・もしかして、妊娠してる?」
その問いかけに 友人はなんてこたない顔で 「うん!」と答えた。
「予定日、来月なんだよね」なんて 付け加えながら。

普通の友人であれば そこで「おめでとう」だと思う。
でも あたしは そんな言葉はかけられなかった。

あたしは すごく悲しかった。
ぜんぜんめでたくなんかない、ぜんぜんうれしくなんかない。
なんで妊娠なんかするの?って 思った。
「妊娠するような事してるなんて!」と 思春期みたいな事すら 思っていた。


結局 その日は 「おめでとう」とは言えないままで、
そんな自分が 悲しかった。 どうかしてる、と思った。


あたしにとって その友人は どこか別格で
確固たる地位を築いていて、神聖な存在ですらあった。
そんな友人を失ったような気がしたのだ。

新婦の父って きっと こんな気持ちなんだろうな。


そんなモヤモヤを解決できないまま 時間だけが過ぎて
先月末 無事に オンナノコ が 産まれた。

台風一過な 晴れ晴れとした日に 産まれた。

そのお知らせを受けた瞬間
そのモヤモヤが なぜか 一気に吹き飛んだ。

「よかったね!おめでとう!」と 心から言えた。

その日のうちに おかあさんの強い味方「西松屋」へ行き
前から目をつけていた 食器セットを 出産祝として 購入した。

そうして 会いに行った 友人は
予想以上の おかあさん な 顔だった。

おぼつかない手つきながらも 赤子を抱いている姿は
まごうことなき おかあさん。 立派な 親バカかあさん。

みんながニコニコしていて すごく幸せな空間で
妊娠をしった時とは 真逆の気持ちで また 泣きそうになった。


その日の夜、届いたメイルには
○○なことがあって、すごく不安定な気持ちだったから
今日来てくれて本当に助かった、というような事が書いてあった。

そして思い出した。
この子は愚痴はいうが、悩みはいわない子なのだと。
なんでも一人で解決しようとする子なのだと。

今あの子が悩みを打ち明けられるのは あたししかいないのではないか、と
バカみたいだけど 本気で思った。 

だから 会いに行った。

そして いろんな話を聞いた。


帰り道は。
友人と赤子の甘ったるい幸せ空気に癒されながらも
やっぱり少し切ない気持ちになって

友人からのお礼メイルを読んで
また嬉しくも悲しくもなって どうしようもない気持ちになる。

でも それが友人のためになるのであれば
あの子が少しでも楽になれるのであれば
あたしはきっとまた会いに行くんだろう。


悩みがつきない日々でも
一日の中に少しでも楽しい時間があれば
不思議と「今日はよい日だったな」って思えるから。

それが積み重なれば きっと 楽しい人生だと思える気がするから。




世界はそれをアガペーと呼ぶんだぜ。

by esrev-noc | 2011-06-08 03:38 | 日々精進