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「またね」という その不確かな言葉。

前回のあらすじ。

罰ゲームで訪れた福岡で ひょんなことから ラーメン屋を経営することに。
修行のために 名店へと弟子入りを試みるが あえなく失敗。
げんなりしながら公園で生水を飲んでいるところに ラーメン好きのイタリア人登場。
実は明日からラーメン屋をオープンさせるという。
ここぞとばかりに食いつくと オープン資金10万円を請求されてしまう。
その資金を貯めるために コンビニでバイトを始めたが・・・


さてさて。
今回のお話はー?


まあ、全部ウソですけれども。
前回、とか 書くほど 更新時間も 離れちゃいないですけど(多分


②サヤさん との お話。

ホテルに戻り 少しうたたねのつもりが うっかり寝過ごし
あわてて 向かった 駅にて サヤさん に 再会しました。

約 1年ぶりの 逢瀬 です。

出会ってからの四年間 年に一回ペースで 会っている。
福岡に来る目的の一つとして 確固たる地位を築いている そんな お方。

相変わらずの ふんわりした方で
年上の方なのに 失礼だけど 可愛らしい方だよなあと 思う

でも たまーにしみじみと 「サヤさんってこんな顔だったよなあ」と思ったりした

ランチタイムだったので 事前に友人からオススメされていたお店を提案。

場所は うん なんとなくしか分かんないけどもね。

いつだって 見切り発車ですもの
結果オーライで ここまで生きているもの。
なんとかなるなる なるったら なるってば。

そんな 思考のまま 気の向くまま 感性の赴くまま 歩いた。

小雨がぱらつく中 傘を片手に ぽこぽこ 歩いた。


でも 旅に困難はつきものっていうか 山あれば谷ありって言うか
まあ 当然っちゃ 当然だけど お店 ぜんぜんみつかんないの。

大名エリアということだけは 確かな情報なので
これ以上 すすむとまずいよね えへへえへへと ごまかし笑いをしつつ
ケイタイのナビにて 検索してみると「徒歩1分」とかね 出ちゃうの

もーう 俄然 やる気出ちゃう。

すぐそこでしょ ついたも同然でしょ
やっぱ あたしら やるよねー やっちゃうよねー とかね
思ってたけどね  うん 本気で あたしすごいわ、とかね 思ってた

でもさ ないの。
ぜんぜん 気配すら ないの。

ケイタイさん 何度も 言うの
「ルートから外れました」って。  やかましい。


もう ほんっと 同じ道 ぐるぐる。
ループ&ループって 多分 あのこと。
あん時 ゴチヲソング とか 歌ってやればよかった。
そして サヤさんに 殴られれば良かった。

そしたら きっと サヤさんも 怒るきっかけ 見つけられたろうに。


足元の悪い中 一時間近くも 同じ道をぐるぐるし
言いだしっぺなあたしが もう違う店に行きましょうなどと
弱音を吐き出したのにも 関わらず ちっとも 怒らないサヤさん。

菩薩か。 アナタは菩薩かなにかか。

「せっかくなんだし、絶対見つけようよ!」

なんて前向きアクティバー。
見習いたい その姿勢。

その後も 紆余曲折あって やっとこたどり着いたときは 本当に嬉しかった。

そんな目的地は marbre blanc cafe

テイクアウト専門のクレープ屋さんが 初めて出した カフェ らしい。

すごくこじんまりとしていたけど 白で統一された店内は可愛らしくて
女子なら ぜったい 気に入るだろうなあという 雰囲気だった。

ランチは パスタとカレーと それからクレープがあったのだけど
やはり ここは クレープランチを チョイス。
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和風テイストで クレープもパリパリで すごーく美味しかった。

今度は スイーツな時間に お邪魔したいものです 是非。

その後は カラオケなんぞに 行き
サヤさんの喋る声そのままな歌声にニマニマしつつ
どうでもいい話を 一方的にしたり した。


毎回 会うたびに 思うのだけれど
サヤさんは とても 聞き上手な 人だ。

あたしのくだらない話も ニコニコしながら聞いてくれる。
それはきっと たまにしか 会わないから 大目に見てくれているのかもだけど。

でも だからこそ 一緒にいて 心地がいいのだと 思う。

福岡に来る度に 会いたくなるのだと 思う。



・・・・なんだか デキの悪い恋文の よう。


でも 本当に 楽しい 時間 だった。  また 会えたら良いなと 思う。


③ラメンズさん の お話。

そして サヤさんと お別れした後は
久しぶりに 西鉄ホールへと 向かった。
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目的は ラーメンズ 第17回 本公演「TOWER」 を 鑑賞するため。

もう 17回。 早いもんです。

はじめて 生で見たのが 第11回。 あの頃 あたしはまだ10代だった。

前回の「TEXT」を 立ち見で見たのも イイ思い出。

今回は運良く チケットを取れたので 開演時間まで ロビーでぼんやりしていた。
これから 生で2人を見られるんだなアという緊張と まだ信じられない気持ちが 交錯。

一服しながら これからの時間に ドキドキしていた。


舞台が暗転する瞬間。
緊張が ピークに達する。
目を閉じて 精神を統一して 楽しもうと 決意する。


そこから先は あっという間だった。


当たり前のように 2人がそこにいて 楽しそうに 動いていて
その一挙一動に 一喜一憂していると あっという間に時間が過ぎていった。

相変わらず 見ている間 頭の中はフル回転だし
理解できないところも 整理できないところも 未だに いっぱいある。

でも たくさん 笑った。 楽しかった。


「今回の公演で 50公演目です」
カーテンコールに応える2人は 
必要最低限の言葉だけ 口にして 舞台を 去っていった。

でも それでいい と 思えるくらい 満足な 時間 だった。


前回の TEXTのような カチリとした ラーメンズが好きな人には
物足りない公演だったかもと思うほど いい意味でばかばかしい公演。

だけど 2人が作り出す空間に いられるというだけで 幸せ だった。


これからも 是非 見続けて行きたいなと 思う。


やっぱ ラーメンズ、好きだなア!





自分のために。明日のために。
タイトルは 適当だけれども。

◎箱
箱の上に ただ 黙って 立つ二人。
ここがどこなのか 2人の関係など なにもわからない。
ただ ただ 沈黙が 続く。 ある種 ザ・ラーメンズな世界観。
喉がならないか おなかがならないか 不安になるほどの静寂からはじまった。

その後 互いの立っている箱を奪い合ったり
天の声が出すお題に沿うよう 箱を組み立てたり。
potsunenや maruを思い出すような内容だった 

◎あやとり
一言で言うのならば「あやとりがあんなにドラマチックになるとは!」なオハナシ。
シャンパンタワーや でっかいロールケーキなどをこしらえ
パーティー会場に運んでいく 小林氏。 ソレを横目で見つつ あやとりに夢中な片桐氏。
シャンパングラスを割ってしまい 箒を探す小林氏に あやとりでほうきを作って見せる片桐氏。
2人でやる あやとりを 一生懸命口頭で 説明する片桐氏の根気に乾杯。

◎語感
「空って そらーって感じするよね?」
名は体を表しているという話をしたい 小林さん
しかし なぜか妄想上の女戦士「クリムゾンメサイア」の話ばかりする片桐さん。
片桐さんがキラキラしすぎてて笑った。 カマンチョメンガーって なんだよ
オノ シゲル 重要な役どころすぎんだろ。 ああ もう 実写化してほしい程です
妄想って やっぱ 人生において大事だよ。

◎ハイウエスト
ありえないほどの ハイウエストな 片桐さん。
それにまつわるクイズが次々 天の声として 出題される(声は小林さん
その答えは すべて 「ハイウエスト」
どんな話?って聞かれても 多分 「ハイウエスト」ってしか いえない

◎タワー好きな二人
タワーマニアな つるちゃんと ルームシェア中の小林。
ある日 つるちゃんは 自分らのように同趣味の人とルームシェアしている仲間たちと
キャンプに出かけると言い出す(デザイナーの卵・ミュージシャンの卵など
このままでは つるちゃんを捕られてしまう!と思った小林は変装し
つるちゃんになりすまして キャンプに参加するが・・・という お話。
唯一 ストーリー性のあるお話だったかも。

不動の名作「器用で不器用な~」みたいな 片桐さんのことが大好きな小林さん。
こういうの演じてるときの小林さんは キモ可愛いなあと 思う。
個人的な 名台詞「お金ならあげます!」が すばらしかった。

◎五重塔
五重塔と 塔に上るのが好きな かめひこ の話。
これはほんと その場にいないと面白くないと思う。
むしろ DVDで見たときは 笑えないかも。  なんとなくだけど。
ほんとに くだらなさの極み、な一本。

◎箱~エンドロール
一本目の2人が 再度 登場、
やや 打ち解けたのか 天の声のお題にも 巧みに答えていく

その中で 今日演じた作品を フィードバックさせるようなものが
次々と お題としてあげられたり 登場人物が現れたり
まるで 映画のエンドロールのような 作品 だった

そのとき 「積み上げる」と 「積み重なる」という意味で
タイトルが「TOWER」だったんじゃないかなって 思った。


やっぱり
ラーメンズの作品は 一回じゃ 足りない。

そして
旅の思い出をつづるのも 一日じゃ 足りない。

世の中 足りないもの だらけです。

by esrev-noc | 2009-06-13 03:37 | 鑑賞日和